ラブロマンス・イン・体育館倉庫 a

/コント的学生生活10題(3) ラブロマンス・イン・体育館倉庫 リライト
 呼び出された。
 理由は知らない。下駄箱に入っていた手紙には『昼休み、体育館倉庫に来て欲しい』という旨が、丸く小さな文字で綴られていただけだった。
 差出人の名前らしきものも書いてありはしたが、自分には馴染みのない名だった。
 僕は人の名前と顔を覚えるのが苦手だ。この学校の生徒で、自分が名と顔を覚えている人間といえば、隼坂竜、隼坂陽、鈴木香織、久遠春樹。その四人だけだった。顔はわかるが名前がわからない、或はその逆、そんな人間が多数存在した。といって無理に記憶せずとも、口数が多い方ではないので、特に問題らしいことは起こらなかった。
 僕は多人数と深く関わるつもりはない。誰とも関わりを持たなければ、それがベストだった。
 そもそも、その四人も計算外だった。今からでも遅くない。早急に離れるべきだ。けれど、ぬるま湯のような日々から、どうにも抜け出せない。底がないほど深い沼に足を取られ、少しずつ沈んでいく。
 完全に浸かってしまえば、僕はどうなるのだろう。
 少し興味があった。それに、沼は温かくて、少なくとも不快ではなかった。


 もう一度、手紙を読み返してみることにした。
 封筒には『雅楽川 晶様』の五字。確かに僕宛てだ。反対側には『安藤早苗』。差出人と思われるが、やはり記憶にない。封筒の中から紙切れを取り出す。
 

 
/ しんどい つかれた 晶はクセが強すぎる 好きだけど 書きにくい
 体育館倉庫にたどり着ける気がしない ロマンスなんてもう遥か彼方 蜃気楼のオアシスに等しい


文章関係 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/23(火)22:51

ラブロマンス・イン・体育館倉庫

/コント的学生生活10題(3) ラブロマンス・イン・体育館倉庫

 体育館倉庫で誰と誰をロマンスさせるかという件について。

 ○1.秋と一馬
  →妥当といえば妥当 しかし一緒に体育倉庫に入るのが難しい
 ×2.秋と水橋
  →しゃれにならない このふたりかくじつにめばえる アウト
 △3.秋と御剣
  →書きやすそうだが面白みがない
 ×4.香織と竜
  →無理 書く自信ない
 △5.淳と秋
  →ロマンスではなく誰かを貶める算段
 △6.晶と玲
  →ぼちぼち玲も出したいね でもロマンスじゃないね 
 △7.香織と陽
  →ロマンスではなく恋愛相談になる予感 
 ×8.秋と玲
  →出会ってどうするというのだ
 ○9.晶・玲・春樹の三人を集めてみる
  →泥沼決定 しかし書いてみたい ただ体育倉庫に行くのが辛い
 ×10.晶・竜・陽・香織の四人を集めてみる
  →舞台が体育館倉庫である必要がない
 ×11.いっそ美咲と水橋
  →お互い大変ですね そうですね 的世間話で終了
 △12.秋と雪
  →ロマンス街道を逸れて一馬談義に入る
 ×13.もういっそのこと竜と陽
  →跳び箱が凶器と化す
 

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文章関係 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/22(月)19:08

校庭の中心で、愛をさけぶ

/コント的学生生活10題(2) 校庭の中心で、愛をさけぶ リライト

「恋バナしようぜー」

 隼坂先輩が唐突に言い出した。
 部活中だということを忘れているらしい。

 ノリのいい近海が、ボールを放り出して食いついた。彼も部活中だということを忘れてしまったようだ。
 と言いつつ、僕もボールを繰る脚を緩めて、恋バナに耳を傾けた。

「いいっすねー! じゃあまず先輩からどうぞ!」
「えー俺から? しょうがねえなあー」

 しょうがないと言いつつ、話したくてたまらないという感じだ。話を振られて、嬉しそうだった。けれどすぐに笑みを消して、真剣な顔になった。
 試合中は大体こんな表情をしている。その真剣にボールを追う目と、切れのある動きを見ていると、頼れる先輩だなあと思う。僕もああなりたいものだと、憧れもする。
 でも今は試合中でもなんでもない。ただの部活の、基礎練の時間だ。まったく頼れない。
 不真面目な先輩は咳払いをして、真面目な顔で語りだした。

「マジメな話、俺は一年の秋ちゃんが好きだ」

 ここにも御剣がいたらしい。蓼食う虫も好き好きとは言うけれど、意外とゲテモノ好きは多いようだ。
 面倒だなあ、と思った。
 
 ここから長々と先輩の惚気話が始まるかと思いきや、話は予想の斜め上をいく展開をした。

「あと二年の里香ちゃんも好きだ。早苗ちゃんも好きだ。泉先輩もいい。美晴さんも素敵だし、この間コンビニで見かけた奥様には運命さえ感じた。正直、誰か一人なんて選べない。みんなかわいいんだ。俺が優柔不断なわけじゃない、どっちかっつーと彼女たちの方が悪いんだ。もしハーレムを作れるんだったら、俺は作って、そこで世界中の女の子と楽しく暮らしたい。嘘じゃないぜ、本気だ。進路希望の紙に、第一希望、ハーレム建設って書いた男だ、俺は」

 真面目な顔をしていた割に、内容は全くもって不真面目だった。先輩としては大真面目なのかもしれないけど、僕にはふざけているようにしか見えなかった。
 呆れて先輩を見ていたら、目が合ってしまった。僕は慌てて視線を逸らし、リフティングに戻る。
 ポン、ポンとやっていたら、突然ボールが消えた。
 じと目の先輩が、これ見よがしにボールを蹴り上げていた。

「何だよ水橋、その目はー。なんか文句あんのかァー男の夢にィー」 
「いえ、別に」
「いえ別に、じゃねえだろー! そりゃ、お前、めちゃくちゃどうでもいいって顔だろ! チクショー晶みたいな目で俺を見やがって! くそ! 晶め! ちょっとカッコいいからって、チクショー!」

 何やら自棄になっているらしい先輩は、僕に向かってシュートしてきた。晶って誰だろう、と思いつつボールを止める。せっかくだから、先輩にはこのままパス練習の相手でもしてもらおう。僕は少し距離を取って、ボールを蹴り返した。
 唐突に、近海が話を振ってきた。

「水橋は、どうなんだ? いないのか?」

 僕は先輩の八つ当たりシュートを受けつつ、聞き返す。

「何が?」
「好きな子」

 好きな子。
 ふと誰かの寝顔が脳裏をよぎった。

「いないよ」

 僕はそう答え、ボールを先輩に送った。
 好きとか、そういうのとは、違うはずだ。たぶん。
 行動とか、言動とかが、見てて面白いだけなんだ、きっと。
 あれだ、動物園の動物を見ているような、そんな感覚だ。
 もしも、そう、もし僕が、ありえないけど、山下にそういう想いを持っていたとしても、御剣にばれたら面倒なことになるだろうし、それに、たぶん、かわされる。いつも御剣を、あっさりかわすみたいに。
 それに、きっと、近くにいるより遠くで眺めてる方が、たぶん、楽しい。僕は役者じゃなくて、観客でいい。だから、いいんだ。
 僕に好きな人はいない。うん、いない。
  
 そう結論したところで、近海と視線が重なった。
 近海は何も言わず、ただじっと僕を見ていた。なんだか心を読まれているような気がした。
 僕はコンタクトがずれたのを直すふりをして、目を逸らした。
 
 八つ当たりするのをやめたらしい先輩は、膝を抱えて空を見上げていた。部活日和の、爽やかな青空だった。この青色も、あと二、三時間もすれば、寂しげな茜色に染まることだろう。
 先輩は校舎に向かって声を張り上げた。

「ああー! 彼女ほしー! 女の子ならどんな子でも愛せる自信あるから、誰か俺と付き合ってー!」

 それって性別が女性なら誰でもいいってことだろうか。
 僕と違って積極的な割に、彼女が出来ない理由が分かったような気がする。

/ なんだか陽がフリーダムすぎる。あと、せっちゃんちょっと怖い。それから、水橋、もっと感情を前面に出して、若者らしく動き回れ。


文章関係 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/21(日)23:42

36 a

/ どこかおかしい60題 36 食べられません。乾燥剤と、不機嫌な人。 207β

 ようやく一日が終わり、パソコンに触れられる時間がやってきた。
 さっさと教室を出て、部室へ向かう。
 
 
 熱心な部員というわけではなかった。
 ただ、コンピュータに触れられさえすれば、なんでもよかった。 

 
 部屋の前の靴箱に、上靴を入れる。今日も、しばらくは一人でのんびりとキーを打てるだろうと思っていたが、先客がいた。
 珍しいこともあるものだ。

 
 俺は靴の主に少し興味を覚えつつ扉を開き、そして閉めた。

 
 猿がいた。動物の猿でも、年中盛っている、派手な色の頭をした方ではない。
 中にいたのは失礼極まりない、一年の、山下とかいう小猿だった。

 今日は帰るか。
 そんな発想が頭をよぎった。
 平時なら、そんなことは考えもしない。コンピュータが目の前にあるのに、立ち上げもせずに帰るなど、普段は思いつきもしない。ただ、今は――非常事態だった。
 踵を返し、靴箱から靴を出す。不意に俺は頭に冷や水をかけられたように冷静になった。頭から冷や水といえば、ちょうど昨日、夕食の時間に陽と喧嘩になって、そうめんのつゆを頭から被った。一応洗い流しはしたが、髪からはまだ微かに鰹だしの匂いがした。同様に奴の髪からは、俺が投げつけたマヨネーズの匂いがしていることだろう。いい気味だ。いっそマヨネーズで染髪すればいいものを。
 そこまで考えて、俺は首を振った。
 今はあれのことなど、どうでもいい。
 それよりも、俺はなぜ靴と鞄を手に、帰り支度をしているのだ。
 俺は熱心ではないといえ、パソコン部の部員。どちらかというと、侵入者は向こうの方だ。
 俺が尻尾を巻いて逃げ帰る必要など、どこにもない。
 
 落ち着け、冷静になれ、隼坂竜。
  
 きっと、先ほどの小猿は、眼鏡が曇っていて見えた幻だ。
 深呼吸をして、もう一度扉を開く。


 神など存在しないのだと、心底思った。



/ なんだめんつゆとマヨネーズって……。
 自分で書いといてなんだが、意味がわからない。
 


文章関係 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/20(土)20:46

bとnとspaceの音が〜出な〜い


 キーボードが臨死体験している。

 特に『b』『n』『space』が……もうダメな感じ。たまにしか言うこと聞いてくれない。

 時々『Backspace』と方向キーも効かないことがある。

 ノートなのに、困っちゃう。


未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/19(金)23:05

かまいたち3

 
 直してみた。

EDGE1_20090603122544.png

 並べて見たときの違和感は薄くなったけど、今度は単体で見たときに違和感がある。


 なんでかなと思ってよく見てみたら、モナリザ的なことになってた。
 右半分は性悪なのに、左半分はいい人。

 これ、もう顔の右半分コピペして、完全に悪い顔にすればいいんじゃなかろうか。


| コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/07(日)17:26

かまいたち2

 髪塗るのが面倒になったのでとっとと縮小した。

鎌鼬3


 そこはかとなく邪悪。



 そういえば……顔の大きさ……。

EDGE1_20090603100701.png

/(^o^)\ 

 縮小から……やり直すか……。
 いいさ……だいたい塗り方はわかったから……いいさ……。
 いいさ……もっと音楽聴いてられると思えば……いいさ……。



| コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/06(土)23:31

かまいたち

 
 昨日のやつに、大雑把に色つけてみた。
 鎌鼬2


 たぶん髪はこうなっている。
かま2.5
 

 髪に影つけたら、ぼちぼち縮小かけてドット打ち作業かな……。
 さよなら俺の癒しタイム、こんにちはミクロの世界。


| コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/05(金)02:02

落書き19

おとららいじゅかまいたち

 正直首から下はもにょもにょ。
 まあそうやって逃げてるからいつまで経っても描けないままなんだけども。

 でもちょっとずつ上達してるような気はする。顔だけ。


| コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/04(木)19:23

きつね2


 とりあえず劣化の問題は解決した。
 しかし、ちっさすぎだろ、これ……。俺このサイズで瞳描く自信ねえよ……。

EDGE1.png


・製作中のやりとり(メール)。
 俺「あああああ影のつけかたわかんねー!」
 妹「光源どこだよ」
 俺「………………俺はそんなの気にしてない」
 妹「……光源決めずに影が描けるわけないよ」

 俺「なん……だと? じゃあ俺が今までつけていたのは何だったんだ!」
 妹「色」


| コメント(0) | トラックバック(0)2009/06/03(水)18:32

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Author:唱鳴(しょうめい)
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